スポーツをしている方はもちろん、健康のために運動を始めた方にとっても、「ケガをしないこと」はとても大切です。
どれだけ良いトレーニングをしていても、痛みが出て続けられなくなってしまっては、本来の目的から遠ざかってしまいます。
ケガというと、転倒や接触などのアクシデントを思い浮かべるかもしれません。もちろんそうしたケースもありますが、膝の痛み、腰の張り、肩の違和感などは、ある日突然起きたように見えて、実は日々の小さな負担が積み重なっていることも少なくありません。
だからこそ、ケガをしにくい身体づくりには、筋力だけでなく、身体を正しく使える状態を整えることが欠かせません。Y-TRAININGでも、単に鍛えるだけでなく、長く動ける身体をつくるという視点を大切にしています。

ケガは「突然」ではなく、積み重ねで起こることが多い

たとえば、股関節がうまく使えていないのに走り込んでいる、体幹が安定しないまま重いものを持ち上げている、左右差があるのに同じ動きを繰り返している。こうした状態では、特定の部位に負担が集中しやすくなります。
痛みが出た瞬間だけを見ると突然の出来事に思えますが、実際にはその前から身体に無理がかかっていた、ということも少なくありません。フォームの崩れ、疲労の蓄積、可動域の不足、姿勢の偏り。そうした小さなズレが積み重なることで、ある日「痛み」として表に出てくるのです。だからこそ、痛みが出てから対処するだけでなく、痛みが出にくい身体を日頃からつくっておくことが大切です。

柔軟性だけでも、筋力だけでも足りない

ケガ予防というと、「ストレッチをすればいい」「筋トレをしておけば大丈夫」と思われがちです。ですが、実際にはどちらか一方だけでは十分とは言えません。
関節が動く範囲が狭すぎればフォームは崩れやすくなりますし、柔らかいだけで支える力が足りなければ、姿勢や動作は安定しません。大切なのは、必要な可動域があり、そのうえで支える筋肉がきちんと働くことです。
つまり、動けることと支えられることの両方がそろってはじめて、ケガをしにくい身体に近づいていきます。
たとえば、股関節が硬いまましゃがむ動作を繰り返せば、腰や膝が代わりに負担を引き受けやすくなります。逆に、柔軟性があっても体幹が不安定であれば、動作の中で姿勢を保ちにくくなります。ケガを防ぐためには、「柔らかい」「強い」という単純な話ではなく、必要な場所が必要なだけ動き、必要な場所がしっかり支えられることが重要です。

「頑張れる身体」より「無理なく動ける身体」へ

身体づくりというと、つい「もっと強く」「もっと追い込んで」と考えがちです。ですが、ケガをしにくい身体を目指すなら、まず必要なのは“頑張れる身体”よりも“無理なく動ける身体”です。

こうした土台が整っていると、同じトレーニングでも負担のかかり方が変わり、ケガのリスクは下がりやすくなります。Y-TRAININGでも、筋肉量や回数だけを追うのではなく、その人が今どんな動きをしていて、どこに無理が出やすいのかを見ながら身体づくりを進めることを重視しています。
「強い身体」は大切ですが、その前に「壊れにくい身体」であることが、長く続けるための前提になります。

ケガ予防は、パフォーマンスアップの土台でもある

ケガをしにくい身体づくりは、守りのためだけではありません。
身体を正しく使えるようになると、力が伝わりやすくなり、動きの質も上がります。つまり、ケガ予防はそのままパフォーマンス向上にもつながります。
痛みが出てから対処するのではなく、痛みが出にくい身体をつくっておくこと。
そのためには、ただ鍛えるだけではなく、身体の使い方や姿勢、可動域まで含めて見直していくことが大切です。長く運動を続けるためにも、より高いパフォーマンスを目指すためにも、ケガをしにくい身体づくりは欠かせない土台だと言えるでしょう。 Y-TRAININGが目指す身体づくりも、「強くなること」と「壊れにくくなること」を切り離さずに考えることにあります。安全に、そして長く動ける身体をつくることが、結果として大きな成長につながっていきます。